婚約指輪を探すなかで、「ラボグロウンダイヤモンドも選択肢に入れていいのだろうか」と迷う方が増えています。
結論からお伝えすると、ラボグロウンダイヤモンドは婚約指輪として十分に“あり”な選択肢です。ただし、選び方によっては後悔につながるケースもあります。
この記事では、婚約指輪としてラボグロウンダイヤモンドを検討している方に向けて、天然ダイヤモンドとの違い、後悔しやすいポイント、後悔しないための選び方を、専門店の立場から公平に解説します。
結論:価値観が合えば、婚約指輪として十分に“あり”

ラボグロウンダイヤモンドは、天然ダイヤモンドと化学的・光学的に同じ性質を持つ本物のダイヤモンドです。専門機関による検査なしに、見た目だけで天然と見分けることは困難とされています。
婚約指輪として「天然でなければならない」と考える方には向かない場合もありますが、美しさ・品質・価格のバランスを重視する方にとっては、現実的で満足度の高い選択肢です。
大切なのは、「天然かラボグロウンか」だけで決めるのではなく、ふたりにとって納得できる婚約指輪かどうかで選ぶことです。
婚約指輪にラボグロウンダイヤモンドが選ばれる理由

① 同じ予算で、品質やサイズにこだわりやすい
ラボグロウンダイヤモンドは、同じ予算でも天然ダイヤモンドよりグレードの高い石やワンサイズ上のカラットを選びやすいという特徴があります。「見た目の美しさや存在感を優先したい」という方に相性がよい選択肢です。
② 輝きや見た目の美しさで選びたい人に向いている
婚約指輪において、「どこで採れたか」以上に実際に身につけたときに美しいか、自分たちが納得して選べるかを重視する方が増えています。ラボグロウンダイヤモンドは、この価値観と相性のよい素材です。
③ 自分たちらしい選び方を大切にしたい人が増えている
婚約指輪は“正解がひとつ”ではありません。伝統的な選び方だけでなく、ふたりの価値観に合った選び方をしたいと考える方にとって、ラボグロウンダイヤモンドは有力な選択肢のひとつです。
JEWELRY CASTLEとしての見解:ラボグロウンダイヤモンドは「安いから」という理由だけで選ぶものではなく、品質と価格のバランスに納得したうえで選ぶ婚約指輪として、十分に有力な選択肢だと考えています。
天然ダイヤモンドとの違い

価格・希少性の考え方の違い
天然ダイヤモンドは、長い年月をかけて地中で生成された希少性そのものに価値を感じる方に支持されています。一方、ラボグロウンダイヤモンドは希少性よりも、品質・合理性・自分たちらしい選択を重視する方に選ばれやすい傾向があります。
どちらが正解というものではなく、婚約指輪に何を求めるかで向き・不向きが変わると考えるのが自然です。
鑑定書の違い|GIAとIGIで評価方法が異なる点に注意

婚約指輪選びで見落とされがちですが、2025年10月以降、ラボグロウンダイヤモンドの鑑定書はGIAとIGIで内容が異なります。
GIAは同月より、ラボグロウンダイヤモンドについて天然ダイヤモンドと同じ細かなカラー・クラリティ等級の記載をやめ、「Premium」「Standard」という簡易な2区分での評価に変更しました。
一方IGIは、天然と同じ4C(カラット・カラー・クラリティ・カット)によるフル評価を、ラボグロウンダイヤモンドについても継続すると公式に表明しています。
- GIA:ラボグロウンダイヤモンドは「Premium」「Standard」の2区分評価(2025年10月〜)
- IGI:天然と同じ4C(カラット・カラー・クラリティ・カット)でフル評価を継続
- どちらも信頼できる第三者機関であり、優劣の問題ではなく「記載内容の粒度」が異なる点に注意
婚約指輪として、色や透明度を含めた詳しい品質を確認したうえで選びたい場合は、どちらの機関が発行した鑑定書で、何が記載されているかを購入前に確認することをおすすめします。当店では、取り扱うラウンドブリリアント0.3カラット以上、ファンシーカット0.5カラット以上の商品にIGIの鑑定書を付属しています。
婚約指輪として後悔しやすいケース
天然ダイヤモンドへの強い憧れがある場合
「婚約指輪は採掘された天然の石であってほしい」という気持ちが強い場合、購入後に“やっぱり天然がよかった”と感じる可能性があります。婚約指輪は長く身につけるものだからこそ、慎重に考えたいポイントです。
価格の安さだけで、品質を確認せずに選んでしまう場合
「天然より安いから」という理由だけで、色・透明度・カットのグレードを確認しないまま購入すると、届いた商品の輝きに満足できないことがあります。ラボグロウンダイヤモンドも天然と同じ4C基準で評価される宝石であることを踏まえ、グレード表記があるかを必ず確認しましょう。
相手や家族の価値観との認識のズレ
自分たちは納得していても、相手やご家族が婚約指輪に伝統的な価値観(天然であること)を持っている場合、あとから認識のズレが生まれることがあります。婚約指輪は本人同士だけでなく家族の目に触れる機会もあるため、気になる場合は事前に価値観をすり合わせておくと安心です。
婚約指輪として後悔しない選び方

- 自分たちが婚約指輪に何を求めるか(美しさ・品質・予算・価値観)を先に整理する
- カラットだけでなく、カラー・クラリティ・カットのバランスを確認する
- 鑑定書がGIAかIGIか、何が記載されているかを確認する
- 相手や家族の価値観に配慮が必要か、事前にすり合わせる
- 説明が丁寧で、アフターサービス体制の整った信頼できるショップで選ぶ
どんな人に向いている?慎重に考えたほうがよい人
婚約指輪の選び方に「唯一の正解」はありません。ご自身が何を大切にしたいかで、向き・不向きは変わります。
- 同じ予算で、より美しく見えるダイヤモンドを選びたい人
- サイズ感やグレードのバランスにこだわりたい人
- 天然かどうかより、実際の満足感を重視したい人
- 自分たちらしい選び方を大切にしたい人
反対に、次のような方は天然ダイヤモンドのほうが納得しやすい場合があります。
- 天然ダイヤモンドの希少性そのものに価値を感じる人
- 婚約指輪は伝統的な選択であることを大切にしたい人
- ご家族を含め、天然であることを重視するケース
よくある質問
Q. ラボグロウンダイヤモンドは婚約指輪として一般的になっていますか?
A. 国内でも専門ブランドや専門店の展開が進み、婚約指輪の選択肢のひとつとして紹介される機会が増えています。詳しくは「ラボグロウンダイヤモンドは恥ずかしい?バレる?周囲の印象を専門店が解説」でも解説しています。
Q. 資産価値は天然ダイヤモンドと同じですか?
A. 同じではありません。投資・資産保持を主目的とした購入にはおすすめしていません。詳しくは「ラボグロウンダイヤモンドに価値はある?天然との価格差・資産性・選び方を解説」をご覧ください。
Q. GIAとIGI、どちらの鑑定書のほうが良いですか?
A. どちらも信頼できる第三者機関で、優劣の問題ではありません。2025年10月以降、GIAはラボグロウンダイヤモンドをPremium/Standardの2区分で評価し、IGIは天然と同じ4Cでフル評価する点が異なります。詳しい品質を確認したい場合は、記載内容を確認したうえで選ぶことをおすすめします。
Q. 後悔しないためにいちばん大切なことは何ですか?
A. 「天然かラボグロウンか」だけで決めず、自分たちが婚約指輪に何を求めるかを整理したうえで、品質・鑑定書・お店の信頼性を確認して選ぶことです。詳しくは「ラボグロウンダイヤモンドは後悔する?後悔しないための5つのチェックポイント」でも解説しています。
まとめ
ラボグロウンダイヤモンドの婚約指輪は、価値観が合っていれば十分に“あり”な選択肢です。
大切なのは、「天然かラボグロウンか」だけで判断するのではなく、品質・鑑定書・予算・パートナーや家族の価値観まで含めて、ふたりが納得できる一本かどうかで選ぶことです。
この記事で紹介したポイントを参考に、後悔のない婚約指輪選びをしていただければ幸いです。